ピアノにとって快適な部屋とは? ~ピアノに適した部屋の温度と湿度~
こんにちは♪
11月に入り、だんだん寒くなってきましたね。
昼間、日差しの入るお天気の時はまだ暖房なしでも大丈夫ですが、生徒さんたちがレッスンに来る夕方以降はやひんやりとするので教室でも暖房を使うようになりました。
暖房を使うと言ってもまだ真冬のような寒さではないので、部屋の温度を少し上げる程度です。
11月7日、午後2:19。
暖房を使っていない状態で、部屋の温度は19度、湿度は59%です。
ピアノに適した部屋の温度と湿度って?
生徒さんが快適な環境でレッスンできるように部屋の温度には気をつけたいですが、ピアノにも最適な温度と湿度というのがあります。
温度は冬は10℃~20℃くらい、夏は20℃~30℃くらい。
湿度は冬は35%~65%、夏は40%~70%を目安にするといいと思います。
冬の温度が10℃~20℃というのは真冬などはちょっと寒いですね。
生徒さんに風邪をひかせてしまってもいけないし、部屋の温度を27℃くらいにまで上げる時もあります。
そんな時には加湿器を使うようにして、なるべく部屋の温度を上げすぎないように気をつけています。
ピアノが置いてある部屋の状態をある程度把握しておくことが大切
ピアノの故障の原因の一つに多いのが過湿、過乾燥、急激な温度差による結露などによるものだそうです。
あまり神経質になることはないと思いますが、ピアノの置いてある部屋の状態をある程度把握しておくと温度や湿度の管理がしやすいです。
例えば家の構造や使っている材質、方角などによって部屋の状態は様々です。
ピアノの部屋には温度計と湿度計を見やすいところに置いておき、必要に応じて温度や湿度を調節するといいと思います。
少しひんやりとしてきたので、30分ほど前にゆるく暖房をいれました。
先ほどよりも少し温度が上がって21℃、湿度は55%です。
寒くもなく暑くもなく、湿度も良好。
快適です。
この電波時計、日付、温度、湿度の表示の下に左から、(快適)(乾燥)(高湿)(風邪)(カビ・ダニ)(熱中症)と表示されていて、温度と湿度の状態を約30秒ごとに確認し、快適な環境の時には写真のように一番左の (快適) のところが黒くなります。
そうでない時は (快適)の表示は消え、他のあてはまる表示が黒くなるようになっています。
この電波時計をピアノの部屋の目に付くところに置いています。
ピアノの部屋の温度や湿度は気をつけている方だと思うので、(快適)以外のところが黒くなっているのは今まで見たことがありません。
ということは寒すぎず暑すぎず、人間が快適だと思える空間がピアノにとっても快適な空間だということですね。
ちなみにこの時計ニトリで買いました^^;
お値段もそんなに高くなかったと思います。
暖房器具で気をつけたいこと
石油ヒーターやガスファンヒーターなどはエアコンよりも部屋が暖かくなると思いますが、ついつい部屋の温度が上がってしまいがちになるので、温度の管理は大切になってきます。
また、温風がピアノに直接当たることのないように置く場所にも気をつける必要があります。
石油ストーブも暖かくていいですね。
ファンヒーターのように風は出ないですが、やはりピアノの側には置かない方が良いと思います。
石油ストーブの上に水の入ったやかんをのせるのは・・・
湿度が上がりすぎないように注意したいところですが、やめておいた方がいいかもしれませんね^^;
私はエアコンを使用しています。
エアコンの場合もファンヒーターと同様、風がピアノに直接当たることがないように風向きの設定に気をつけています。
また、夏場にエアコンを使っていて滴が落ちるようなトラブルがあった場合に、エアコンの真下にピアノがあると大変です!
エアコンの場所とピアノの位置にも気をつける必要がありますね。
これからますます寒くなりますね。
ピアノの温度、湿度の設定と共に、みなさんも風邪などひかれませんよう気をつけて毎日を元気にお過ごしくださいね(^v^)