大人のピアノレッスン
こんにちは♪
1週間のお盆休みも終わり、またレッスンが始まりました。
今日はその初日。
子どもたちは楽しいお盆休みを過ごしてきたようです。
家族旅行へ出かけたり、おばあちゃん家での楽しかった出来事に大きく目を輝かせて話をする様子などはとても微笑ましいものです。
明日以降のお盆休み明けのレッスンも、そんな楽しい話も交えながらのまったりとしたレッスンになりそうです。
1か月以上もある子どもの夏休み。
大人もこんな長期のお休みをとってみたいですね。
でも現実はそうはいかず、長期のお休みなんて夢のまた夢・・・
それでも毎日忙しい日々を過ごしながらピアノのレッスンを続けている大人の生徒さんもいます。
今日は大人のピアノのレッスンについてお話ししたいと思います。
大人のピアノレッスン
大人になってからのピアノのレッスン。
ピアノを今まで全くやったことがないけれど、大人になって弾いてみたくなった。
中学や高校くらいまでピアノをやっていたけれど、やめてしまって・・・
でも、もう一度ピアノを弾いてみたい。
子どもがピアノを習い始めたのをきっかけに、子どもと一緒に始めてみようかと思う。
など、様々な理由でピアノのレッスンに通ってみえる大人の方がみえます。
焦らずに、長い期間設定をすることが大切!
男性、女性に限らず大人は仕事、家事、育児など毎日とても多忙です。
そんな中で、自分だけの時間を作るという事はとても大変なこと。
「忙しい」と言ってしまえばそれまでなのですが、レッスンに通ってみえる大人の方を見ていると忙しい中にも自分だけの時間を上手く作って練習の時間に当てているようです。
それは決して自分を追い込んでまでの時間設定ではなく「時間を作るのが無理な時は無理!」と、割り切って「時間を作ることが可能な時に大好きなピアノの練習をする」というものです。
そして、焦らず長い期間設定で一つの曲に取り組んでいくということを常に心がけています。
このスタイルをずっと通し続け、何年もコツコツとレッスンされている方は少しずつですがその成果を感じとることができていると同時に、ご自身が本当に音楽を楽しんでいるように感じます。
練習時間確保の状況に理解を示すこと
私が毎日のレッスンをがんばっていられるのは、そんな生徒さんの姿を見ているからかもしれません。
本当に頭が下がり、時には私の方が励まされたりすることがあります。
”忙しい毎日の中で出来る範囲で自分の時間を作り、大好きなピアノを練習している”
もう全力で応援してあげたい気持ちになります!
そんな生徒さんを応援するには、テクニックや表現のことなどピアノを弾くのに役立つことを一つでも多く教えてあげたいと思うのは当然のことなのですが、何よりも一番は生徒さんの練習時間確保の状況を理解してあげることだと思います。
これは子どもの場合でも同じなのですが、前回のレッスン日から次回のレッスンの日まで毎回同じように練習できているとは限らないからです。
例えば仕事がとても忙しい週だったとか、体調を崩してしまった、緊急の用事が入ってしまったなどいつもよりも思うように練習の時間がとれなかったといったこともあります。
その状況をこちらが知らないでレッスンすると、生徒さんは「わぁ~どうしよう」という気持ちでいっぱいになり、子どもの場合だと心を閉ざしてしまう子も中にはいます。
ではレッスンに入る前に私がいつも「今週はどれだけ練習できましたか」と生徒さんにストレートに聞くのもプレッシャーに感じてしまうので、レッスンに入る前には少しだけ楽しい会話をしてリラックスモードにしてあげるなど、なるべく生徒さんの方から言い出すことができるような雰囲気づくりをするように心がけています。
また、レッスン日時も子供のように”毎週この曜日の何時から”と決めるのではなく、レッスンの都度次回のレッスン日を決めるようにしています。
次回のレッスン日が2週間先であろうと、3週間先であろうとそれは生徒さんにお任せです。
子どもと大人の違い
それでも練習が思うようにできなかったことを罪悪感のように感じてしまい、レッスンを辞めていってしまう方も少なくありません。
日常生活においても言えることだと思うのですが、大人は子どもに比べると思考能力や指や体の動きはゆっくりになってきます。
また、子どもはなんとなくの勢いで弾けてしまうところもあり、大人になるとこうはいきません。
大人になると勢いよりも慎重さが先に出るからです。
これは自然なことであるのですが、それを「できない」と思い込んでしまうようです。
大人になって再びピアノを始めること自体すばらしいことであり、私はピアノのある生活を自身のペースでずっと楽しんで過ごしていってほしいなぁという気持ちでいっぱいなのですが、反面そういった様々なバランスを上手く保っていくのは難しいことでもあるのかなと実感しています。
いつまでも前向きに若々しい気持ちを持ち続けるということは大切なことです。
それと同時に今現在の自分も受け入れるということは、それ以上に大切なことのように思います。
最後に
大人のピアノレッスン。
何かを始めるのに早いも遅いもありません。
そして、それは決して何かと比べるものではないです。
もちろん期限なんかありません。
大切なのは時間を作ることも実践することも、ありのままの今の自分を受け入れて、それを長~い目で十分に楽しめること。
こんな風に考えたらもっと肩の力が抜けてくるように思います。
どうです?
楽になってきませんか?
大人になってピアノをやっている方、本当に心から応援しています!
ご自分のペースでこれからもピアノを楽しんでいってくださいね(^v^)