いつもよりも練習ができていない時にはどうするか

こんにちは♪

ピアノのレッスン、どうやって子どもたちを育てていくか・・・
試行錯誤の毎日です。

子どもたちの目線に立つことを忘れないように。
そして、日々の練習についての理解を示してあげること。
理解を示してあげるには、日頃の会話の中でその子が一週間どのように過ごしているかなどをある程度分かっておくことも必要だと思います。

今日はそんなお話しです。

 

いろんな理由でいつもよりも練習がはかどらない時もある

一週間に一度のレッスン。
何らかの理由があっていつもよりも思うように練習ができなかった状態でレッスンに来る子もいます。

大半の子どもたちは ”先生の前で上手く弾けない=良くない事”
というのが根底にあると思います。

そして、思うように練習ができていない状態でレッスンを受けた場合「本当はもっと弾けるはずなのに。今週は体調を崩していて思うように練習ができなかっただけ。なのにこんな状態で先生の前で弾くの、イヤだな・・・」と、思っているに違いありません。

子どもはその状態を先生に言う事ができず「あ~先生にたくさん注意されてしまった。本当はできるのに。時間がなくてやれなかっただけなのに・・・」という思いでいっぱいになり、こういった場合はこちらからのアドバイスにもあまり聞く耳をもたないような感じになります。

考えてみたらそうですよね。
どうやっても上手くできないところを指摘されれば、なんとか改善したいという思いからこちらのアドバイスにも積極的に耳を傾けます。

ところがそうではなく、本当は自分の力でやれるであろうところを指摘されれば何とも言えない感情になってしまうでしょう。
「本当は私はそうじゃないのに・・・」と。

これを言葉で例えるとしたら ”行き違い”です。
行き違いのあるレッスンは子どもとの間に溝を作ることになり、行き違いが増えれば増えるほど溝は広まっていってしまいます。
さらには子どものヤル気をどんどん低下させていってしまうと思います。

 

どんな一週間だったかを把握した上でレッスンすることが大切

練習が思うようにできなかった理由として・・

「風邪をひいて昨日学校を休んじゃった。」
「なんか今週は学校の宿題がいつもよりたくさんあったから、遊ぶ時間がなくなっちゃった。」
「もうすぐダンス教室の発表会があるから、今月はいつもよりたくさんダンスのレッスンに行くの。」
など、いつもの生活リズムと違ってくることだったり。

「お兄ちゃんがテスト勉強していて静かにしないといけなくてピアノの練習があまりできなかった。」
「お姉ちゃんとピアノの練習の時間が重なって上手く時間がとれなかった。」
といった内容のものまで様々。

朝から学校へ行き夕方近くに帰宅し、その後習い事、塾、学校の宿題、お友達とも遊びたい・・・
そんな中でピアノの練習の時間を作るのは大変なことで、そこに思いもかけない予定が入ったり、体調不良などいつもと違う生活リズムになってしまった場合、子どもが自分の時間の管理を徹底するというのは難しいことです。
それをお父さんやお母さんが管理されている場合であっても、なかなか上手くいかないこともあると思います。

そのことを十分理解した上でのレッスンが大切だと思っています。

理由がどんな内容のものであれ「へぇ~そうだったの。」「それは大変だったね。」と、共感してあげることで子供たちは安心する様子です。

また、演奏を聴けば「ん?前回のレッスンと何も変わっていないな。」ということくらいはすぐに分かるので、控えめな性格で「今週はあまり練習ができなかった。」と私に言えない子にはこちらから声がけしてあげるようにしています。

「今週は体調でも悪かった?」
一言聞いてあげるだけで、子どもは安心してレッスンを受けることができると思います。

そして「今週は時間がとれなくて練習できなかっただけ。また練習すれば大丈夫だよね!」と、あえて何もアドバイスせず本人に任せるようにしています。

そして、もう一言。
「来週のレッスン、楽しみにしてるよ!」

そうすると、大抵の子は次のレッスンではとてもよく弾いてきます。
「前回はあまり練習できていなかったけれど、今日はとってもよく弾けてるね。」

そんなやり取りの中で子供たちは自分の時間の管理が少しずつできるようになり、また多少の無理をしても練習の時間を確保するなどのストイックさも身につけていくのだと思います。

 

理解してあげることは甘やかすこととは違う

練習できていないことを単に「練習不足」と決めつけてレッスンするのではなく、どうして練習できなかったのかを理解してあげた上でレッスンすることによって、子どもの気持ちはずいぶんと楽になります。

ただし、これは「甘やかす」ということではありません。
理解は示してあげても時には練習の大切さや努力することの大切さを厳しく指導しなければならない場合もあります。

ピアノを習うということには様々な考え方があると思います。
例えば、家で全く練習しなくても一週間に一度のレッスンに通うだけで十分という考え方も、その子の能力や性格に合っているのであればありなのかもしれません。

でも私の考えは、それは極力避けていきたい考え方です。
今までの記事の中で何度か書いていますが、努力する度合いはその子のできる範囲でいいのです。

究極を言えば一日1小節、もっと究極を言えば一週間で1小節の練習でもいいと思うのです。
一週間で1小節だけでも自分の力で練習できたのであれば、それを認めてあげたいからです。
”ピアノが上手に弾けるようになる” これは二の次であって、努力することの大切さや素晴らしさを体験して欲しいと思っています。

「先生は厳しいことを言う」と思っている子も中にはいるかもしれませんが、これは子どもたちにどうしても身につけて欲しいと思っていることの一つです。

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